『幅無いっす。幅無いっす。幅無いっすでぃ生活するには』その1563
もしピクニック気分で山にでも登ろうものなら、たちまち遭難してしまうだろう。そして朝晩は冷え込み、体力も落ちるばかりか食べるものもない。水を探し回ったほうが生存率があがるのか、それとも動き回らず体力を温存した方が生存率が上がるのか分からない。ただ確実に死亡率は上がり、体脂肪率は下がる。そんな状況になったら困るので、私はいつだってピクニック気分を持たない。それが例えピクニックに行くにしてもだ。
ピクニックに行くのにピクニック気分でないという状態は、タバコを買いに行くのにフェラーリに乗るようなものだ。もっともタバコも吸わなければフェラーリも持っていない。だとしたら何でそんな風に例えるのかと問われれば、それはひとえに『ピクニック気分でないからだ』としか言いようがない。
そんなことはどうだっていいが、今日は会社の一人が『”玉ひで”に並んでいるから12時になったら駆けつけろ』と言うので、駆けつけてみた。人形町にある親子丼。自称親子丼発祥の店。確かにうまいが、あんなに並ぶこともないだろう。職場が日本橋になってから少々太り気味。罪作りな町。”吉田松陰終焉の地”とかあると幕末マニアにとって心拍数が上がる。