『敗北と死に至る道が生活』その1850
銀行に公的資金を注入するのが世界的に流行っているが、庶民感情としてはマネーゲームに失敗したヤツの尻拭いを血税で補うなどという行為が許されるべきではない。しかしながら反対の立場から見れば金融不安は経済をミクロからマクロまで世界的に揺るがすのでなんとかしなければならない。「銀行だから潰れない」「政府が潰さないだろう」と考える金融業界トップには危機感がまったくない。焦げ付き分は税金で補填するが、預金者の全額を他行に移管し、その銀行自体は制裁のため潰してしまえばいいのだ。銀行に預ける時代ではないのかもしれない。