『敗北と死に至る道が生活』その1860
誰でもいいから、上から目線のナレーション風に「あとであんなことになるとは、あなたはまだ知らない」と囁いてみよう。決してキートン山田風になってはいけない。ちびまる子になっちまうから。先日、大吉のおみくじの話を嫁にしたら「ずいぶん上から目線ね」と言われた。神様が言うことだから上からでいいだろうに。
Windows Vista の音声認識はかなり優秀らしい。昨日のはまだ学習を1回しかしていない状態だからちょっとボロボロ。でも昔シーマンに語りかけたときよりはマシ。あいつカエルになって画面から飛び出してきた。気持ちの悪いゲームだった。
私がパソコンに語りかければ、〃るほど認識率が高まる。らしい。なので帰宅後、今日会社であったことをパソコンに話しかけてみた。「昼、路上のベンチでパンをかじっていたらハトが寄ってきたから思いっきり蹴り飛ばしてやった。なにが平和の象徴だ。首根っこがサバみたいに光りやがって。奴ら飛べるくせに歩いている。かもめのジョナサンを読め。生きる意味とは何か考えさせられるぞ!」・・・。反応がない。デクテーション中ですと意味不明な反応。「ほーほー」と鳩の真似で返せる程度の知識は持ち合わせて頂きたい。
夜は窓1つ1つ光って、そこに知らない生活がある。1つ1つにドラマがあるんだろう。大麻を栽培している人。元事務次官を殺害した人。それにおびえる人。真面目な警察官。不真面目な警察官。Winnyしている警察官。パソコンに話しかけているおじさん。これを読んでいるあなた。あなたと私が明日電車で隣に座っても全くの他人。なんだか不思議だ。