『敗北と死に至る道が生活』その3769
どこが名物だかよく分からないものは、たいがい仙台の名物である。どこで売っているかよく分からないものは、たいがいドラッグストアにある。そんなことはどうでもいいが、渋谷を歩いていて驚いたことがある。女性が持っている小さなバッグの一面に「ENDIF」という文字が書かれている。「あーこの人は業界人なのだな」だからってそんなことを書いたバッグを持ってなくてもいいじゃないか。
業界とはコンピュータ業界のことで「ENDIF」とはプログラムの「IF」という命令の終わりを告げる命令のことだ。プログラムは if と繰り返し処理と代入の組み合わせで成り立っている。まぁそんなことはどうでもよろしい。女性が持っているのが「FENDI」のバッグで、FENDIFENDIFENDIFENDIFENDI・・・ というデザインだったことに気が付くまで原宿まで歩いてしまった。だからって困ることはない。