『敗北と死に至る道が生活』その2453
渋谷さんにエレカシファンは宮本を甘やかしすぎだと言われようが関係ない。「彼女は買い物の帰り道」。ミヤジの彼女かと思った方がいるとかいないとかそんな噂を聞いたり聞かなかったりしますが、「彼女」とはあなたのことでしたね。そうそこのあなた。女性ファンが思うであろうことをミヤジが想像して歌っている。
買い物の帰り道イコールいつもの日常であり、海でもなければ旅でもないところが宮本浩次だ。風景を見ながら子供や旦那や親を思い自分の過去を振り返る。男は割と自分が生きていることばかり考えがちだが、女性は誰かのために生きている。本能以前の核酸の部分で「誰かを愛してる」のだろう。そうでなきゃやっていられない。しかし女性でもふと立ち止まると「私の人生って・・」と考えるだろう。揺れてる心で「誰かのために生きられるように」と歩き出す。そんな気持ちが夕暮れと重なる。ブリッジの激しさにいつも若干胸がこみ上げ、Charaさんに影響されたかと思わせるところで静まる。とんでもない名曲だ。