『敗北と死に至る道が生活』その2653
尾根には分水嶺というのがある。湧き出た水が分岐する。どちらに流れるかは運命。ほんのわずかな何かで変わる。例えば風が吹いたとか、石に当たったとか、動物が動いたとか。で左へ流れれば庄川。右へ流れれば長良川。行き着く先は日本海か太平洋か。夏休み飛騨までバイクで行って手で流れを変えてきたことがある。人間の仕業で運命が変わる。どこで何を選択するか。人生の流れが大きく変わる。アスファルトもガードレールも人間の仕業。原子力発電所も人間の仕業。人間の仕業だらけ。とは言え夕飯がサンマかカレーかで大きく変わることはないと思う。主婦は毎日献立を考えている。ダンナや子供がのんきに「今日の夕飯な~に~」などというドラマのシーンを見ると不愉快になるのは、私の思考回路が女性に近いのだろうか?そういえば毎朝弁当を詰めている。冷凍しておいた米をチンし自然解凍で食べられる冷凍食品を入れるだけ。サルでも出来る。サルには出来ないにしても、お宅のダンナにも出来る。なるべく主婦の負担を減らしたいものだ。などという優しさではなく、自分で出来ることを人にやってもらうのが嫌いなのだ。妻に先立たれて右往左往しているじじぃにはなりたくない。
おかげで昼は外食やコンビニに行列を作ることもなくなった。丸亀製麺も商売あがったりだ。ハワイの丸亀製麺は[MARUKAME UDON]と表記しているらしい。GAME 屋と間違えられるからだそう。