『敗北と死に至る道が生活』その2703
溶けてベタベタの飴ちゃんでもむりくり剥がして舐める貧乏性のみなさん今晩わ。あらかたおかずの無い状態
右足の小指の付け根を紙で切ってしまったような感覚がある。見てもなんともない。足を切断した人がつま先がかゆいという感覚になると聞いたことがあるがそれとは違うようだ。結論など出ぬまま痛みが無くなるのだろう。そんな日常の連続。小さい。自分は器が小さい。旅館で出てくる数々の小鉢。あれを洗うのは大変だろうな。かといって「おかみさん。ワンプレートでいいですよ。」なんて言わないけど。ちょっとつまみながらお酒を飲む。時間を掛けて徐々に出てくる。うちの嫁はアルコールは一切だめなので、「食事がしたい」と言う。そりゃそうだ。お酒を飲まない人が2時間も掛けて食事などしたくないものだ。コース料理が最初から全部出てきてご飯と味噌汁も最初からある状態が一番良い。お酒を飲む場合は最後にご飯が出てくる。あらかたおかずの無い状態で。あらかた満腹状態で。あのフランス料理でさえもパンは序盤から出てくる。温かさの問題だろうか。高級旅館であるほど不思議な食事になりがちだ。貧乏性だから食べちゃう。しゃがんだ状態でお腹を見たら誰だってぽっこり出てますから。となぐさめておこう。誰をだ。