『敗北と死に至る道が生活』その2812
羽田出発のとき保安検査でピーピー鳴ったので、ブーツを脱がされた。ブーツを脱いでもピーピー鳴ったのでベルトを外された。ベルトだけ取ればよかったんじゃないか?と思い、ブーツだけを放り投げてみたらピーピー鳴った。めんどくせ。で、福岡から帰るとき試しにそのままで行ったら一切鳴らなかった。空港によってセンサー感度がだいぶ違う。テロリストの方。福岡ゆるいです。テロリストの方がこんなページ見てる訳がないか。テロリストに「方」なんかつけなくていいか。福岡市美術館でダリの絵を見てきた。でかい。高さが3m以上あるっぽい。でかいくせに全てが精密。ダリの絵の上手さはハンパじゃない。ガラス瓶がガラス瓶に見え、布が布に見える。だのにあの画風。隣の展示室にある現代ポップアートというのは嫌いだ。布に刃物で傷をつけたもの。バケツのペンキをぶちまけただけのももの。なんだそりゃ。こんなものを芸術と認めるか。渋谷陽一氏が大昔言っていた「産業ロック」のように薄っぺらい。ダメなものは破壊され本物だけが残っている。ハズなんだけどニセモノもはびこっている。それを見分けられない人たちを相手にすれば商売は成立するのだろうか。
基礎がしっかりしている人が何かを破壊的に表現するという意味においてダリと我等がエレファントカシマシは通じるところがあるような気がしてならない。