『敗北と死に至る道が生活』その2929
しゃべり方だけでバカ?と思う人が事務所に数人いる。島が違うと全く接触がないので、何の仕事をしているのか知らないが。黙っているとどんな人か分からない。少なくともバカには見えない。だから私はほぼ黙っている。ボードレール「巴里の憂鬱」ってのを買ってみた。読めるか。読み通せるのか。俺。
ミヤジは地下鉄で誰かとすれちがうだけで泣けてくる。私は爪きり見るだけで泣けてくる。耳かきを見て感動している。縄文人は爪の処理をどうしていたんだ。猿は今どうしているんだ。ギネスかなんかで爪を切らない人ってのを見た。ながーくなると徐々に丸まっていく。あそこ掴まれて振り回されたら発狂するだろう。
道具を発明して綿々と生き続けている人類はすごい。たとえちっぽけな物体でも、今となっては安っぽいプラスティックで出来ていても。例えば洗濯ばさみひとつとっても。縄文人が100円ショップ見たらひっくり返るだろうな。「うそぉー」の発音で「うほー」って言うだろう。そして腰に手を当てて「だるい」とも。
物にいちいち感謝していたら、飛行機に土下座したい気分だ。やらないけど。スカイマークだから。