『敗北と死に至る道が生活』その2973
昼に凄い勢いで雨が降っていた。午後出かけるという人が、「三時ごろ出かけるんだけど雨やむかな？」と言ったら中年女性が「普段の行いがよければ止むわよ」などと言ってみんな笑っていた。何が面白いんだろう。世間的に見ればこういう雰囲気で一人しかめっ面している私のほうがよっぽど変なんだろうが、そういう会話は昭和に置き去りにして欲しい。普段の行いがどう影響して天気が変わるのだ。中国で蝶が羽ばたくとニューヨークで雨が降ると言われているからまんざら嘘でもないんだろう。だったら順序だてて説明して欲しい。普段の行いと低気圧の関係について小一時間説明して欲しい。ならば普段の行いが良い人と悪い人がコンビだったらどうなる？と論破してやる。・・・などと本当に言おうものなら、とんでもなく嫌な奴だということは分かっているので何も言わない。こうやってますます私は一人孤立してゆく。世間に迎合出来ない人は少なからずいると思うが、世間に迎合出来ない人同士が迎合することはない。せめて「くだらねぇなぁ」と思っていると思われない程度には思われたいと思う。どうでもいいけどさ。