『敗北と死に至る道が生活』その3081
社長はつらいよにミヤジの写真。金曜日。ポストに、うち宛じゃない郵便物がねじこまれていた。ゆうパックの350というやつなので、割と大きく、ギリギリ押し込んだ感じなのだが、うち宛じゃない。品名にエコバッグと書かれている。joujouのエコバッグと書かれている。そして他人の名前が書かれている。郵便番号は合ってる。近所の別の建物の部屋番号が同じ部屋の人宛てだった。建物名は全然違う。確かに最近のマンション・アパートは表札を出していないので分かり難い。個人情報がどうのこうのでおかしなことになっている。うちはテープ貼ってかろうじてローマ字で殴り書きしている。
こんな場合はどうすればいいのだ。わざわざネットで”誤配”について調べたら結構な頻度で誤配しているようだ。郵政省のページには誤配を受け取ってしまう事は法律で禁止されているだの上から目線のことが書かれていた。だったらちゃんと配れ。「誤配」と明記してポストに入れればいいらしいのだが、ポストよりも本来の受取人の方が距離的に近い。
かと言ってなんで私が本来の受取人を訪ねて配達してやらなければならないんだろう。サンタじゃねぇんだからよ。と思いながらもこれが届くのを楽しみに待っている人がいるのだから、うちで処分する訳にもいかず「誤配」と貼って玄関に置いておいた。出かけるついでにポストに投函してやろうと思ったのだ。わざわざこれのために出かけるのもなんなので、ついでのときにと。
で、土曜日は一歩も外に出なかった。日曜日、御徒町へ行く用事があったのだが、電車に乗ってから「そう言えば誤配のやつ持って出かけるの忘れた・・・」金曜日からずーっと誤配のことで振り回されている。誰だか知らない間抜けなポストマンのせいで脳みその数バイトが消費された。夕方帰宅して、ポストに行くのが面倒なので、本来の受取人のポストに配達してやった。これは郵便局は知らないことなので誤配率にはカウントされていない。人がやることに100%はない。んだけどさ。私みたいにいい人ばかりじゃないぞ。１日３膳。