『敗北と死に至る道が生活』その3212
今は「137億年の物語」を読んでいる。宇宙の始まり(科学)から現代史(社会)という、文系+理系を時系列に扱っているのでなかなかおもしろい。とはいえ、読んでいるのはまだ恐竜の章だけど。生命誕生の謎は未だに解明されていない。パスツールの実験で証明されるように生命体は生命体からしか生まれないので、地球上の生物の起源がどうだったのか、誰も知らない。初期の地球にあった物質、気体を全て用意して沸騰させ、火花を散らしてようやく発生したのがアミノ酸だそうだ。アミノ酸は生命を構成するがそれ自体は生命ではない。プログラムでいうところのバグのような何かがいたずらをした、若しくは神の存在を信じるしかない。
単細胞から菌類、光合成、有性生殖、骨格。粟粒だった俺たちがここまで来るのに137億年。たかだかスーパーのレジで割り込まれたとか言っている場合じゃない。生きてるだけで丸儲け。いずれ確実に死ぬ。その日まで目を見開いて地球の事象を観察しようと思う。