『敗北と死に至る道が生活』その3951
医療のコンシェルジェがいない。デパートの一階。そこは大抵化粧品売り場。匂いがこもるから出入り口の多い一階は化粧品売り場と聞いたことがあるが開けっ放して換気している場面など見た事はない。
デパートの地下。そこは大抵デパ地下だ。デパートの地下が屋上というデパートはあまり見かけない。テナント貸しでいろんな店が入ってる。なので違う店の店員さんに、違う店の場所を聞くのをためらう。そんな人用かどうか知らないが、コンシェルジェというコーナーが用意されている。店の場所や贈り物の相談なんかもやってくれるようだ。
妻が左胸が痛いと言い出している。症状で行く病院をド素人が決める時代はいつまで続くのだろうか。例えば春先。鼻水が止まらない。こういうときは耳鼻科に行く。耳鼻科に行ってこういう「花粉症かもしれない」と。ド素人が医者に対して「花粉症かもしれない」と言うのは医者にも失礼だ。「それは私が決めることだ」とでも言ってくれる方が、むしろ優しい医者かもしれない。
で、左胸が痛い場合はどこにいけばいいのだろう。心臓なら普段行かないような病院だし、肋間神経痛なら内科。肋骨が折れているなら整骨院。よく分からないが虫歯が原因で全く違うところが痛くなるという話も聞いた。これは歯医者だ。誰が左胸が痛いからと言って歯医者に行くだろうか。そんなことは、こちらが考えることではない。どの病院に行ったらいいか教えてくれる場所が必要だ。