『敗北と死に至る道が生活』その3955
「無」というのは勇気がいるが素晴らしいことだ。職場で富士通が作ったシステムのマニュアルを見た。ご丁寧にログイン画面のハードコピーが貼り付けられていて、ユーザーIDには「ユーザーID」をパスワードには「パスワード」を入れて「ログイン」ボタンを押して下さい。と。。。心のなかでつぶやいた「でしょうね」と。
入力する内容は入力欄の隣のラベルに書いてあるのだ。ラベルで説明しきれないものを説明しているのならまだ理解できるが、そんなページが延々と続く。納品物として納品すべきものなのだが、納品する側もされる側もこんなもん要らないと思う。しかも実装だけメンテナンスされているからマニュアルのハードコピーと微妙に違うのだ。作るからメンテナンス作業が発生する。だったら作らなければいい。
無ければ埃を被ることもない。掃除の必要もない。失くしてしまうこともない。探すこともない。
iPhone買っても説明書らしきものなんか入ってない。それでいいのだ。