『敗北と死に至る道が生活』その4145
スマホのメモ帳にこんなメモがあった。何かをコピーしたのか、自分で書いたのかさえ忘れてしまった。きっと誰かの脳味噌の断片である。人は不潔だ。たぶん俺がいるのは極北なんだろう。
ここが、人月計算とExcelとスーツの世界というやつか。
川の水は
太陽に輝きを与えられ
キラキラ光っていた
止めどなく流れ行く水は
次から次へと
やがて蒸発するもの
深海に漂うもの
明日はどうなることやら
考えてたら
日がくれて
今、米を食べていることを幸せと思えばいい
希望に満ちた未来は不安で満ちた未来に押しつぶされるけど、満ちた未来はカッコでくくってしまえばひとつですむ
過去より未来の方が短い我らにも太陽は降り注ぎ、小さい頃は大人になる不安
大人になれば老後の不安
老人になれば過去を振り返り
今日を生きる喜びなど忘れていた
道に咲く小さな花
それが私だ