『敗北と死に至る道が生活』その4465
Windowsでファイルの移動が遅かった。同一ドライブ内での移動であれば、200ファイルでも一瞬で終わるはず。だのにコピー並に遅い。コピーが遅いのは分かる。実体を複製しているからだ。だが、移動は物理的には何もしていない。はず。今存在しているものに対して管理情報のすげかえだけを行っている。だから200ファイルでも実際に200ファイルを移動しているのではなく、OSが管理している場所の名札だけを書き換える。こんな処理は数秒だ。なんで遅いかわかった。エクスプローラーのAlt,ツール·フォルダーオブション,表示「常にアイコンを表示し、縮小版は表示しない」のチェックが外れていた。これにチェックを入れたら一瞬で終わった。これをやると写真ファイルも単にjpegやpngのアイコンになってしまうが。あの人が触ってから表示がおかしくなったと言われるので他人のパソコンではやらないほうがいい。
ちなみにファイル削除も実際には消していない。管理している場所の名札を消すだけ。だから実体は残っている。よく処分されたハードディスクから個人情報が漏れるのはこれのせい。「削除した」というのは言い訳にはならない。「この場所は誰も管理してないからなにかあったら上書きしていいよ」という状態で残っている。だから消える可能性もあるし、残っている可能性もある。データが9割復旧したというのは1割上書きされたのだろう。ただどの1割を失ったのか分からないのだから9割に9割の価値があるのかは微妙だ。
以上ハードディスクの説明。人生において何の役にも立たないかもしれない。