『敗北と死に至る道が生活』その5125
友人が六階から降りようとして、エレベーターの上下ボタンを押すのに悩むと聞いて当時は理解できなかった。彼曰く下にあるカゴを六階まで移動させるなら上ボタンを押すはずだと言う理屈。自分は下に行きたいのだから下ボタンを押すのが正解なのだが、それは自分主体の考え方だ。日本人の多くは相手の事を考える人種なので、カゴの気持ちになって上ボタンを押すべきなのだろうか?翻って己自身に鑑みると左スワイプをしろと言われると左から右にスワイプしている。左の画面を表示するには、現在の表示を右に追いやる必要があるからだ。これは果たして左スワイプなのか右スワイプなのか。右も左も分からなくなってきました。