『敗北と死に至る道が生活』その5309
お前NIKEのTシャツ着てるけど、スポンサー契約してんの?俺が自分で買った奴だよ。てかスポンサー契約って何?
大谷翔平がBOSSのスーツ着てるじゃん。あんな感じ。
でも俺が着てるNIKEのTシャツはスポンサー契約した奴だからな。お前のとは違う。見た目は全く同じだけどな。
NIKEがなんでお前なんかと契約してんだよ。NIKEに何のメリットもない。
俺がこれを着て町を歩くことで広告になんだよ。俺が着てる状態とお前が着てる状態は明らかに違う。まぁ見た目は全く同じだけどな。俺がこれを着て町を歩きながらマクドナルドを食べる。ちなみにマクドナルドもスポンサーだ。で、この状態でモスバーガーに入ったら契約違反になる。
てか、モスにマック持って入ったら普通にヤバい奴じゃねえか。
そうでもない。マックでフルーリーだけ買って本体はモスの方が好きって場合はそういう状態になる。でも俺はスポンサー契約があるからマック食べながらモスには行かないということだ。ただしモスもマックも食べ終わったらロッテリアに行ってもバレない。ただしNIKEのTシャツ着てadidasには行けない。それは契約違反だ。同業他社のスポンサー契約は違反とされている。
そんな妄想を頭の中の2人がやりとりしているので、誰が俺で、誰がお前かは対して重要ではないし、俺がお前でお前が俺であっても問題ない。
そういう脳みその外側。つまり私のおでこにはPUMAの刺青がしてある。刺青契約は両者にとってかなりハイリスクであるが、逆にハイリターンがあるので、良い人を演じ切る人生になるらしい。と脳科学の人が言っている。てか普通に心配される思考回路だと言われた。私の頭の中の脳科学者なのでどうでもいい話だ。