『敗北と死に至る道が生活』その5658
スイスのリンツ路面店に行ったら試食を剥かずにくれた。日本のリンツの試食は必ず剥いて渡される。あれなんなん。今日も私は足を洗う。脚を洗う。丁寧に。手は都度都度洗うが足はお風呂入った時しか洗わない。私はこのチャンスを活かして最大限に足を脚を労る。隅から隅までゴシゴシタオルを滑らせ指と指の間は手の指と指を忍び込ませ左脚と右手で握手でもするかのように和解する。足首なんか直径10cmも無いくせにこれが繋がってないと歩けない。繋がって血管が活きてて神経が通っている事に感謝する毎日。私が5歳の頃、父と風呂に入って「全部洗った」と言ったとき足首の裏側、アキレス腱の1番下部分を指で擦られて垢が出た。「ここが洗えてない」と言われた。私はそれ以来そこをちゃんと洗う。今日一日歩き回れたのも脚のおかげだとマッサージも兼ねて泡泡のゴシゴシタオルを滑らせる。足首を洗う度に父を思い出す。父は昭和6年生まれだが、脇の下に毛があると不潔だといって全部剃っていた。