『敗北と死に至る道が生活』その5700
物を捨てると脳みそからも消える。貴重かもしれないと取っておいた物が捨てるには忍びないし、かといって割れ物なのでメルカリに出すほどの労力もかけたくない。と、取っておいたとあるアーティストのコップ。捨てた。気持ちが楽になった。頭の片隅にある記憶領域の「あれどうしよう」がなくなった。老いるとはこういうことか。逆に言うと若いうちは欲しい物は買った方がいい。私も借金してまでジムニーをカスタマイズしたことがある。町乗りメインのくせに赤い泥除けとか。シルバーのバンパーとか。ターボ音の誇張とか。あれはあれで楽しかった。
残念なのはシャウエッセンの皮が飲み込めなくなったことくらい。ティッシュに吐き出して捨ててしまう。