『敗北と死に至る道が生活』その89
(MAC)ハンバーガーがそんな値段で、牛丼がこんな値段で、それでも世界一の物価なのだろうか東京は。だとすると他の国はどんな暮しをしているのだろうか。昭和40年の暮しだろうか。だとするととても幸福だ。ちびまるこちゃんが給食の配膳台ごとひっくり返していた時代だ。『昭和40年の生活』をさせてくれる村があったら引越したいくらいだ。長野県あたりがそういう村を作ったらいい。不便が楽しかったりする。日常が淡々と繰り返す普通の日々。その中で小さな幸せが感じられる。平和が前提となる。極端に言うと平和は戦争によってもたらされる。それが不幸だ。私達は多くの犠牲の上に培(つちか)った平和の上に胡座(あぐら)をかいて何食わぬ顔して何か食べている。一体何を食べているのだろう。