『敗北と死に至る道が生活』その182
香港には暖房がない。沖縄に暖房がないのと同じだ。しかし寒くなるときは寒くなる。そんなとき暖房がない。だから体感的には日本より寒い。しかも香港の人は常に冷気を浴びていないと気持ち悪いらしく、常に冷房が入れてある。日本人スタッフが冷房を止めると誰かがスイッチを入れてしまうらしい。何故だと聞いたところ『空気がよどんでいる気がする』らしい。またある人は『冬のファッションがしたい』という。香港に皮ジャンなど必要ない。しかし着てみたい。こたつでアイス感覚の逆だ。現に香港では皮ジャン・毛皮のコートが売られている。
だから香港・台湾・シンガポールのオフィスでは日本人スタッフはみんなカーディガンを着ている。考えてみれば不思議な光景である。こんなことで二酸化炭素は減るのだろうか。過酸化水素水はどうだ。そんな我慢大会みたいな国へ一週間ばかり出張してくる。エレカシの海賊版でも漁ってくるか。