『敗北と死に至る道が生活』その392
9月も気が付けば半ば過ぎた。もう少しすれば10月。私は子供の頃からこの10月から12月までのなんだか下り坂っぽく年末まで加速度的に落ちてゆく感じが好きだ。12月なんか(SANTA)誰もがせわしなくなるのだが、本当にそんなに忙しいのかと思う。大した用も無いくせに『今年中にしなきゃだわ』と言ってみる。来年死ぬのか。タオルケットが毛布になり、(今はだいぶ軽くなったが)ちょっと重い掛け布団の厚みにくるまれたときの安心感といったらない。無防備な夏よりちょっと身を守る感じ。この季節を(枯)秋と呼ぶならば、私は秋が好きなのかもしれない。渋滞さえなければ日光にでも行きたいが私は(猿)猿が嫌いだ。
人生も気が付けば半ば過ぎた(爺)。誰もが『この頭のままもう一度(僕)小学生からやりなおしたい』と思ったことがあるだろう。『この頭のまま』というのが単なるヘアースタイルでないことは言うまでもないが、『この頭のまま』でなければ結局今と同じ人生を繰り返してしまう危険性が高い訳で、じゃぁ今まで生きてきたのが(危)危険だったかと問われれば、まぁまぁだと答えると思いきや、そうでもなく、(野)イチローや(FB)中田のように夢を叶えられるかと言えば『この頭のまま』だったらもしかしたら可能かもしれないという淡い期待を抱くから『この頭のまま』という条件をつけてみたくもなるのである。
しかし本当にその頭でいいのか。そんな頭で。(だめ)