『敗北と死に至る道が生活』その409
今、危機管理について問われる時期だ。果たして何人の人が、携帯ストラップの危険性に気が付いているだろうか。例えば携帯電話は誰もが携帯しているだろう。部屋に固定して使っている人などあまりいないのではないか。何故ならばそれは携帯電話なのだし、持ち歩いてこそなのだ。
それにしてもみんなストラップをつけている。携帯のメーカーは他社より1グラムでも軽くしようとしのぎを削ってボディーも削っているのに、若い世代は平気で100グラム以上のストラップをつけている。
私が最も尊敬する使い方は「ストラップを付けない」。これがもっとも大人でかつ人格を疑われないのだ。ここでいう「携帯ストラップの危険性」というのは「人格の否定」に他ならない。スーツを着たサラリーマンがキャラクターの付いたストラップをしているのを見かけた時点でその人は終わってしまうのだ。
それが何であるにせよ黄色の物体が最も破壊力があるだろう。バナナとか。バザールでごザルのサルを何というのか知らないが、あんなものを付けている人とは話したくない。そんな携帯を使いながら、「例の件だが、イーコマースで出来ないもんか。今はITの時代なんだからさぁ」なんて言われても何の説得力もないじゃないか。顔の横でサルがぷらぷらしているのだから。