『敗北と死に至る道が生活』その430
(BEER)ギネスビールによれば、北極点到達の定義は『半径1メートル以内に入ったら』だそうだ。でも、半径1メートル以内に入ったら、絶対中心に立つだろう。せっかくあと1メートルなのにねぇ。だったら定義を『北極点に立ったら』にすればいい。北極点も微妙に動いているからよくわかんねぇのかもしらん。北極点には何があるのだろうか。『世界最北の地』なんて書いてあって、見渡せば『北極点へようこそ』なんていうお土産屋が立ち並んでいて、 『北極と書かれたペナント』とか、『白クマっていうアイス』とか、何を勘違いしたのか『ペンギンのキーホルダー』とか、何を勘違いしたのか『クールミントガム』とか、『オーロラに見える魅惑のカーテン』とか、スタンプラリーで『次は南極にチェレンジ!!』とか、そういうグッズを和泉雅子が売っているのだろう。シールを剥がしたら『南極』って書かれてたりするのだろう。そこまで使いまわすか。白クマの写真の顔がくりぬかれててそこで記念写真が撮れるとか、そういう粋な計らいがあるのだろう。
ところで北極点に立ったら西も東も無いのか。全部「南」か。それこそ右も左も分からない。
私が北極点に立ったら一度やってみたいのが、北極点をグルグル回ってみたい。何故かと問われれば『日付変更線』を何度も超えたらどうなるのか?ということだ。
確か日付変更線は太平洋に1本あるだけで大西洋には無い。普通の場合はそこを1回またぐごとに日付を変える。逆に戻るときに日付を戻すことで辻褄が合う。しかし北極はまたいで更に回れば何回でも同じ方向から日付変更線をまたぐことが出来てしまう。
ということはグルグル回れば回った回数だけ日にちが進んだり戻ったりする筈だ。これは一種のタイムマシンではないか? 試しに365回。回ったとしたら、それこそ目が回ってしょうがないだろうな。
あなたはそんなこと考えませんか。