『敗北と死に至る道が生活』その447
回転寿司で皿だけ回っていた。店員が気づき、「から、から」と騒いでいる。こうなると店中の店員が犯人探しを始める。にぎり寿司を直接取る人はいないだろうから、手巻き寿司を食べている人が注目される。私は知っている。犯人は私の隣のオヤジだ。
店員「お客さん、皿取らなかったでしょ」
オヤジ「何のこと?」
店員「直接取ったでしょ」
オヤジ「あれぇ」
何が「あれぇ」だ。お前が手に持っているのは紛れもない手巻き寿司じゃないか。
回転寿司屋で皿が空で回っていると店員がパニックに陥る。ということが分かった。