『敗北と死に至る道が生活』その466
マイナスイオンには効果がないという説を唱える学者もいて、電化製品が発生する程度のマイナスイオンなんか気休めにもならないそうだ。私はそれを信じるかどうかは別として、マイナスイオンには効果があると思っていたから効果はあったのだと思う。しかし効果がないという説を少しでも知ってしまった今となっては、きっと効果がないのだろう。『効果がない』という気持ちでいるからだ。『効果がある』という気持ちでいられたらきっと効果があるのだと思う。だから効果があるという説も正しければ、効果がないという説も正しく、また、この文章をここまで読んでしまったあなたは、今後一生『効果がない』と言い切れるだろう。クリックひとつで、えらいことに巻き込まれたもんですな。
科学的根拠なんかどうだっていいのだ。気持ちひとつでどうにでもなる。