『敗北と死に至る道が生活』その516
絶対に雨を降らせるという(雨)雨乞いの部族は、雨が降るまでお祈りを続ける。これじゃあ雨が降るのも当然だ。この理論を応用すれば、(馬)競馬が当たるまで買い続けると儲かる。当たるまで買い続けて当たった時点で止めると必ずプラスになっているという理論だ。外れたレースを買った分は損をするんじゃないの?と思うが『買った金額より多く賭ける』ことにより全てを回収出来る。当たった時点でまた1から始めるか、潔くやめるかすれば絶対に損はしない。
つまり100円買って外れたら110円以上を次のレースにつぎ込む。それで外れたら220円以上(100+110+α)・・・外れ続けるとド偉い金額を注ぎ込まないとならないことに注意すれば確実に儲かるのである。
10回連続で負けると11回目は 56,320 円賭けることになるが、単勝1番人気が10回連続で来ないことは殆どありえないから単勝一点買いなら出来ないこともない。しかし単勝1番人気だから配当は低い。2、3倍なら満足しなければならない。去年数百万円を単勝一点買いして当たったおじさんが話題になったが、彼もこの理論を思いついたのだろう。
それと競馬の基本は一点買いである。当たり馬券は一点しかないのだから例えば3点買いした時点で、当たったとしても3倍の配当ではプラスマイナスゼロである。『n点買いするならn倍以下のオッズの馬券は買うな』ということになる。まぁ基本は単勝一点買いだけで、ギャンブルでなく投資と考えるなら複勝もありか。これ以外の連複は組み合わせを増やして確率を減らすだけだ。
って誰を説得しているかというと自分にいい聞かせている訳。とにかく(的)宝くじよりは現実的に儲かる。なんていう話に引っかからないように気をつけましょう。