『敗北と死に至る道が生活』その543
貝類だけはどうしても好きになれない。ホタテを除いて。ホタテは私の分類上、貝ではない。おいしいからだ。広島にカキを喰いに行って来た。大体において日記を先出しした場合は旅行に行っていると思って頂いて結構だ。広島の焼きカキを食べて、やはり私はカキがあまり好きではないのだなと再確認した。
それもこれもどれもこれも(再確認してみたのは)、カキは世界中で食べられていて、『おいしい』とされているからだ。カキのどこがおいしいのだろうか。私がカキをあまり好きになれないのは新鮮なカキを食べていないからか?高いカキを食べていないからか?それを確認するためニューヨークのオイスターバーにも足を運んだことがある。そこでもやはりカキは好きになれなかった。白ワインを飲むと磯臭さが更に広がる。生魚を敬遠しがちなアメリカ人がなんで生カキなんか喰えるのだろう。謎だ。
広島・宮島のカキと言えば日本でも屈指の名産地だ。そこのカキでも磯臭いと思ってしまうのだから、私はきっとカキが嫌いなんだと思う。磯フラボンでも入っているのか。それを更に追求するために、今度は東北のカキを喰いにいく予定だ。こうして私はそこら中のカキを食べ歩いている。