『敗北と死に至る道が生活』その546
これからカーナビを買おうかという人もいるだろうから私なりの感想を。渋滞情報を受信するが、カーナビはこれを鵜呑みにする。当たり前といえば当たり前なのだが、渋滞情報の精度がかなり悪い。山手通りが渋滞していると表示されるが、実際行ってみると渋滞していない。そうかと思えば、どうしてこんな道が渋滞しているのだろうというような道は渋滞していないことになっている。裏通りだから「渋滞情報」そのものがないのだろう。
最初のうちは渋滞情報を信じて実家から自宅まで通常1.5~2時間のところを3時間かかってしまった。知っている道で使うとかなりイライラすることが分かった。それからというもの、私はナビの指示をしばしば無視してルートを外れる。そうすると『2km先渋滞しています』などと勝ち誇ったかのように言う。『ナビの指示を無視するからこんなことになるのだ』といわんばかりだ。しかし渋滞などしていない。嘘つきめ。こんなナビが助手席にいたら恐らく喧嘩になるだろう。
しかしながら、詳しくない場所で使うにはかなり有効で、確実に近づくことが出来る。誘導されてる感が気持ちよかったりもする。ナビがなければ一生通らなかっただろう道もある。おもちゃとしてはかなり楽しい機械だと思う。おもちゃとしては。