『敗北と死に至る道が生活』その613
今日は天気が悪かったので一日中寝ていた。あーバランスボールにだけは乗っていた。バランスボールは背中をエビぞりにするために買ったものだ。狭いワンルームに持ち込むと意外に大きい。そしてでかい。しかしながら普段猫背な私はエビ反りが心地いいことも確かだ。背骨のひとつひとつの間接がのびる気がして気持ちがいい。バランスボール本来の使い方はあれに座ってバランスを保つことだとタモリが言っていたので、テレビを見ながら座ってみた。転がりそうになったら手でボール自体の回転を止めるようにふんばればなんとか転がらない。
それにしても邪魔で仕方がないのだがしぼませて収納などしてしまった日には二度と膨らまさないだろうことは明らかである。あなたの部屋の片隅やベッドの下にあるだろう。たためて邪魔にならない運動器具が。たためる運動器具はたたんだら最後一生使わなくなる。