『敗北と死に至る道が生活』その639
私は最近個人情報について過敏になっている。今まで本名でなにもかもやってきたが、全てにおいて偽名を使うことにした。しかし通信販売などは届かないと話にならない。本人確認をすり抜けるには、人間が見たら正常に見えるがコンピュータから見たら違うという性質を利用すればいい。例えば2ちゃんに見られるようにワザと間違えたり、文字を分割する手法がとられる。架空請求なんかに印刷される場合、詐欺師はいちいち個人の名前など見ない。
例えば「超」は「走召」と2文字で表せる。「村」は「木寸」だ。だから木村さんは「木木寸」と入力する。これだと郵送物は少しばかりの違和感を感じながらも届くだろう。縦に印刷されたら終わりだけど。そしてふりがなを「ききすん」としておく。今後「ききすん」以外に反応してはいけない。電話がかかってきて「きむらさんのおたくですか」と言われたら「いいえちがいます」と言って切る。友人や親戚には「ききすん」と言ってもらうようにする。いわば暗号のように。
なんだか自分が犯罪者になっている気がしてきた。まぁ考えすぎっちゃぁ考えすぎだな。