『天才的な生活』その812
サンマはおいしいから人間に取られる。不味ければ捕獲されることもなく、繁栄出来るのだが、サンマはバカであるから、『自分がうまいから人間にとられる』ということに気がついていない。取られたサンマは取られっぱなしなので、海の仲間に伝えることが出来ないのである。しかし世間を見渡しても『人間にとられないように自分の身体を不味く変化させる』という生物が見あたらない。進化とはそういうことではないのか?と思ったら、今年から毒キノコに変質した『スギヒラタケ』。人間に長い間喰われ続け、そのことに気がついたのかもしれない。ということに私は気がついたのかもしれない。天才はこれだから困る。