『介護ロボット修理中生活』その967
パソコンで漢字変換していると、『絶対この字が出るはず』と思って、確定までしてから違うことに気がついたとき、もう一度ひらがなから入力して、『さっき一度目で出なかったから2度変換すれば出るだろう』などと思ってやってみたら、欲しいのは一度目に出てきていて、二度目の奴はまた間違った奴だった。どんな仕組みなのだろう。学習能力があるのならば、要求と違うにせよ一度変換した結果は覚えている筈だし。もしかしたら『直後の場合は間違っていた可能性があるから候補を入れ替えよう』という処理が入っているのか。そんな能力は要らないことこのうえない。
人型ロボットが出来たら、きっとこのようなおせっかいなインターフェイスにイライラして殴り倒すかもしれない。介護ロボットをボコボコにしている老後が目に浮かぶ。バネかなんか飛び出ちゃって。そんな漫画みたいなロボットじゃないだろうが、『あんたの方が元気じゃないか』とつぶやくことこのうえない。これが私の老後の心配。不安で昼寝も出来ない。