『タイムマシンがあったら昨日の私に会いにゆきます。生活』その1020
私は爆笑問題の太田とよく似ていると自分でも思うのだが、彼がテリー伊藤・八木亜希子と対談している本を引っ張り出して読んでいたところ、伝わらない部分でのギャップをあえて作っていると言っている。金属バットで母を殺しに行くコントで母が風邪で寝込んでしまったので、おかゆを作ってやるシーンがあるのだが、客はそこで本当はいい人だという受け止め方をしているが、おかゆを作りながら心の中では『なぜ殺さない。一体俺は何をやっているのだ』と思っているのだそうだ。
私が新人に対してとっている態度と同じだ。例えば同じ質問をされても同じ回答を返す。何度でもそうする。新人はそこで私がいい人だという受け止め方をしているが、教えながら心の中では『なぜメモをとらない』と思っている。しかしそれを言わない。そんなことをしたら新人が成長してしまうではないか。『一生成長せずにクビになってしまえばいい』と思っている。