『EUR高な生活』その1199
人間の体はよく出来ていると言われるがそんなことはない。まずはじめに『掻いちゃだめって分かっているのに無性にかゆい』だ。
掻いちゃだめならなるべく触らないように人体は設計されていなければならない。掻いたら掻き壊してしまう皮膚が無性に痒いのだから誰だってかいてしまう。そしてよけいに炎症を起こしてさらなる痒みを呼ぶ。私が原始人だったら知識が無いからそれが原因で死んでしまうかもしれない。菌が入ってマキロンもない。血が出てバンドエイドもない。坂東栄治もいない。それが原始時代。
次に『おいしいから食べてしまう』だ。
これが肥満を呼び、成人病を呼び、高木ブーを呼んでしまう。何かを食べてそれがおいしいのだからひとたまりもない。誰だって食べてしまう。神は適量を超えたら突然不味くなるように味覚を設計出来なかったものかと思う。バグだ。
腹が膨れて気持ちが悪くなったってデザートは別腹を用意する。そして人間の体はよく出来ている。『昨晩あんなに喰ったのだから今日もそうだろう。だから胃を大きくしておこう』と、誰の意思が働いたのか知らないが、胃が大きくなっている。余計なお世話さまです。
あなたにも経験があるだろう。たらふく喰って寝た翌朝。無性に腹が減っている。これは胃が大きくなったことにより空腹感をより一層感じてしまう体。私が原始人だったら、どんぐりなんかに目もくれず、プリンを喰う。知識が無いからそれが原因で死んでしまうかもしれない。
人間の体はよく出来ていると言われるがそんなことはない。鏡に映した自分の体型を見れば一目均衡表だ。雲の上突き抜けるのだ。なんのこっちゃ。