『加齢臭の出し方が知りたい生活』その1364
見た目が若いから私のことをよく知らない人は30代だと思って気軽に話しかけてくる。42のおっさんだが、『45歳だ』と言い張ることにした。四捨五入すれば50にもなれる。先日どうしても庶民と飲まざるを得ない機会があったのだが、キリンビールのラベルのキリンの絵の中に『キリン』と書かれているのを知っているかと聞かれたので、知らないと答えた。どーでもいい話だし、『知ってるよ』とのっかるような年齢でも精神状態でもない。若者から見ると中年のおっさんがつまらなく見えるのはこういう理由からだ。
キとリとンの場所を教えてくれたので『で?』と返した。『だから何なんだよ』とも返した。もちろん眉間にシワを寄せてだ。
場が一気にしらけた。ざまぁみろ。性格の悪い人は嫌われたくて無理からやっているのだという意識で見てみたらどうだろう。いい人だということがバレるのが怖くてわざとやっているのだ。泉谷しげる然り。
空気を換えたかったら換気扇よりも私のチカラで。