『不真面目な生活に戻りたい』その1365
爆笑問題とたけしの番組で、石原慎太郎氏が、成熟した文明は発酵して腐ると言っていた。(私は石原慎太郎氏を支持する東京都民だし、石原慎太郎氏を支持出来る東京都民は大したものだと思う)今、世の中がおかしいのはしょうがない。マスコミは騒ぐのが仕事だから煽るだけ煽っている。おかしい部分だけを取り上げて騒ぐから、おかしな人類が増えたかのように錯覚するが、バカどもはわずかで、ほとんどはまともな人が多い。
しかしながら、バカのパーセンテージは増加傾向かもしれない。私は少々諦め気味である。何故ならば団塊の世代が甘やかしたアホ世代(ニューファミリーという生ぬるい感覚の持ち主どもである)が子供を持ち、アホの連鎖を3世代がやってしまった以上、雪だるま式にアホが増えてしまってこの巨大な雪だるまは雪崩れとなり、もう止められないと考えているからだ。一度崩れ落ちないと分からない。日本は一度落ちるところまで落ちたほうがいいのかもしれない。
あの番組で太田が言いたかったことがいまいち分かりにくかったのだが、噛み砕いて言うと、私たちは『ドリフターズ』でさんざん経験をつんでから『ひょうきん族』へ移行した世代であるから、お笑いの進化の過程をわかって今のお笑いを見ている。しかし、今の子供たちはいきなり『爆笑問題』だ。進化のてっぺんを突然突きつけられている。だから太田は『もっと野暮を出していった方がいいのではないか?』と悩んでいるのだ。『面白いかどうか』ではなく社会的な役割にまで考えが及んでしまっているところに東京発の芸人らしさが見える。
日本の社会に『お笑い』はかなり密接に影響している。他国には無い感覚だろう。現に社会派番組のMCはお笑いタレントである場合が多い。