『そこそこ暇はあるのだけれど生活』その1494
日光に行ったり、携帯を買い換えたりで日記の更新をサボっているのである。『沈まぬ太陽』を読み終えた。
腐敗を正そうとする主人公であるが、最後の最後まで戦う姿に少しイラついた。あんな組織など見切りを付けて全日空に転職すりゃあいいのに。と思うのは私だけだろうか。
それにしてもこの小説。『一方的な視点で書かれている』という評判だったが、最初は利権がらみの連中がこっちの意見も聞いてくれ的なことだと思っていたが、だんだん『作者はそこまで知っているのだろうか?』という疑問が沸いてくる。それほど克明に書かれている。書かれすぎていて逆に信憑性を疑ってしまうのだが、山崎豊子さんは克明に取材をする人だと聞いたり、社会保険庁や、JR西日本を見るとやはり日本航空はこうなんだと認識せざるを得ない。