『敗北と死に至る道が生活』その2005
木曜日は三味線のレッスンが8時からなのでそれまで一人カラオケに行くことが多い。UGAに「おかみさん」があったので入れたが高いとこが全然だめだった。「ネヴァーエンディングストーリー」もだめだった。「ジョニーの彷徨」もだめだった。「おかみさん」はロバートプラントの領域まで行っちまっている。ソングブックが出たとしても出来ない曲が多すぎる。かろうじて「to you」が歌えたがあんなポップな曲なのにすごく疲れる。歌係のミヤジは2時間も全力で歌う。おなかの筋肉がすごかった。あんな方と同じように歌うのはそもそも無理がある・・・。「そんなことに費やしている時間はない」ミヤジが白か黒しか着ない理由。今日は何色にしようなど考えているとシャツがこれだからパンツと靴があれで、ベルトがこっちで。確かに余計なことが増える。
かつて松本人志からも同じ事を聞いた。楽屋で髪の毛や衣装を一生懸命セットしている後輩を見て坊主にしたとき。頭セットしてる時間があったらネタ考えろやボケと。
ミヤジも頭ぼさぼさでセットしないのはそういうことか。寝癖と格闘する時間があったら曲を作りたいんだろう。さすが歌係り。現場に行けばヘアメイクさんという髪の係りの人がいるからやっぱりありがたい。各自持ち味を分担して世の中成り立っている。
私も靴下は黒しかない。洗濯後に組み合わせる必要がない。がっとまとめて引き出しへ。どれとどれを取り出しても成立している。パンツも数着あるが、お気に入りの1つしか履かない。黒のスキニー。これと同じヤツを探しているのだが、もう見当たらない。掃かなくなったブルージーンもったいないけど捨てよう。これから加齢したらますます履かないだろうから。あとはネクタイで悩むのをどうにかしたい。「同じネクタイしてる」とチェックする女史がいるのだ。彼女は何係りだ。
そういや千原ジュニアも同じ服を数着持っていて着まわしているのだが、今日も同じ格好だと思われている。と言っていた。プロの係りの人はみんな頼もしい。