『敗北と死に至る道が生活』その2421
引っ越すので「明日への記憶」PVが見られない。。。いずれオフィシャルの YouTube に出るだろう。新宿に続き渋谷の HMV もなくなり、タワレコは一見活気があるのだが、それはいつも火曜日の夕方に行くからであって、他の曜日だとまばらだ。職場の若い子に聞いたらやはりCDという媒体は買わないそうだ。「家でCDを聞く」という行為をしない。パソコンで1曲聴く(というより YouTubeで見る)、外でiPod を聞く。iPodに入れてしまえば媒体など不要だという考え方でなく、一度に10曲も入手することの価値観が無いらしいのだから事は深刻だ。
私なんかの世代は「家で歌詞カードを見ながらCDを聞く」世代だ。すみません嘘をついてました。「家で歌詞カードを見ながらレコード盤を聞く」世代でした。そして昭和歌謡なら今でも歌える。さして好きでもなかった歌手の歌でさえ。あなたもそうだろう。
アルバム1枚4、50分。今はそういうまとまった単位で音楽を聴くことはなくなってしまった。かつてニューミュージックと言われたジャンルの歌手が「たった1曲じゃ僕の世界観は理解できない」と言ってテレビを拒絶するのが流行り、ツービートに「だったらシングル盤出すな!」と笑い飛ばした時代が懐かしい。
CD販売のピークはサザンの「TSUNAMI」かも。歌手というのは意外に儲からない職種になりつつあるのかもしれない。これではライブで人を呼べないと辛いだろう。フェス乱立と何か関係があるのだろうか。