『敗北と死に至る道が生活』その2502
博多は何度でも行っているのでラーメンも別によくなってきた。大砲ラーメンがおいしい。これ久留米ラーメンですけど。私くらい博多通になるとラーメンより、うどんの方を食べる。ごぼ天うどん。コシのないうどんに硬いごぼうの天ぷらが合うこと。テレビで話題になっている王貞治さんが行きつけの「らるきぃ」に関しては並ぶほどでもなく普通という感想。あとはイカの刺身。佐賀の呼子が本場ではあるが玄界灘で取れるイカは全て佐賀の呼子で水揚げされる。処理方法が一番分かっている漁港なのだろう。活きイカの刺身は関東で言うところの「イカ刺」とは大きく異なって透明である。液晶の部分がキラキラうごめいている。残った部分は天ぷらにしてくれるので二度おいしい。
他にお勧めは「やま中」のモツ鍋。ってもう予約で一杯ですが。どこにでもある具材なのに何故、博多名物なんだろう。関東のクタクタのモツ煮込みとは全然違う。鍋というのは客が作るイメージがあるが、「やま中」のモツ鍋は厨房でベストな状態で仕上がって出てくるのでいきなり食べられる。っつうかモタモタしてるとたぶん食感が変わる。単品の明太子もとてもおいしい。九州なので焼酎に合う。芋は南九州なので、ここでは麦焼酎あたりがいいだろう。はぁ。ってザガットかよ。
週末はエレカシを見られるのとモツ鍋が食べられるので二度おいしい。昭和の人間なので「ら抜き」しきれない。