『敗北と死に至る道が生活』その2617
曽野綾子さんには共感するところが多い。「被災者は物を貰ってばかりいるな」とか「安心な暮らしと言うが安心な暮らしなどと大の大人が言うものでない」とか。一部だけ抜き出して箇条書きにしても伝わらないけど。現実から目を背けさせるゆるい社会に慣れきった人たちからは非難殺到らしい。「老人だからって甘ったれるな」も曽野綾子さん自身が老人だから説得力がある。バントのサインが出ていたにもかかわらず振りぬいてヒットを打ってしまった。とか。政府や東京電力本社が注水中止を指示したのに水を入れ続けた。とか。間違った指示に対してどうするか?に対して私は答えを持っている。「間違った指示通りに遂行する」。それが間違っていると言いたいのなら指示を出す側になればいい。選手が個々に動いてしまうと「監督って何?」ということになる。
なーんてソフトウェアと原子力発電じゃ比べ物にならないからそんな暢気な答えを持っていても自慢にならない。