『敗北と死に至る道が生活』その2640
ドラマ「JIN-仁」が素晴らしすぎた。原作も読んでいるが一人決定的に違う存在がいたので終わり方が違った。原作の終わり方もドラマの終わり方もそれぞれいい。結局はSFなので何でもありなのだが、SFだからこそ理詰めで行くぞという脚本。LOST のようにとっちらかったまま終わらない製作の丁寧さはスポンサーを読み上げる背景にもよく現れていた。サントリーには打ち水。日本生命には赤ちゃんの笑顔。花王にはシャボン玉。東芝には太陽光。綾瀬はるかの超ドアップに耐えうる肌の綺麗さ。俳優にあまり興味は無いが大沢たかおは良い。
最後に江戸時代の風景と同じ位置の現代を重ねるあたりもう少しゆっくり見たかった。丁寧に作られたドラマはいい。いい本や映画はその世界観から抜け出したくなくなるので終わると寂しくなるものだ。それがハッピーエンドでも。