『敗北と死に至る道が生活』その2694
金・土で福島県、会津若松、裏磐梯に行ってきた。若松城。本来は瓦が赤かったんじゃないか?という説のもと今年瓦を赤くした。ついでに壁も塗りなおしたらしく巨大なプラモデルのようだ。威厳や風格がない。元々が昭和40年復元。反幕府軍にボコボコにされてからのレプリカだから仕方が無い。
会津若松が推すB級グルメ。ソースカツ丼。なぜこんなものを推すのか意味が分からない。蕎麦をいろんな風に食べさせたほうがよっぽどいい。
裏磐梯も客が少ない。が、泊まったホテルには子供連れが多い。県が支援して旅館に泊まらせているそうだ。多少やかましくとも「体育館でつらい思いをしていたのだろう」と思うと子供が元気でなによりだ。ホテルのステーキハウスは今日は営業していないという。東北産は無理でも高いステーキを食べてお金を落としてくる計画だったのだが。
客が来ないから休んでしまっている店がある。早めに切り上げてしまう店もある。夕飯に外のステーキ屋に電話したら「用事があるので今閉めました」。。。テレビカメラが回っている前では元気に頑張ります!的なメッセージを言うしかないのだろう。素の福島を見てしまった気がしてなんとも切ない。東京都は東北へ旅行者を送り出そうという支援を行っている。国は何もしない。自治体毎にやるしかない。
旅行者が激減している。おみやげ屋は店員の方が多い。給料出せるだろうか。
桃を買った。
日本酒を買った。
イメージ通りの赤べこを買った。
パスタを食べた。うまかった。
ヒロのお菓子屋さんというところででおやつを食べた。うまかった。
ダリ美術館の高いフィギュアを買った。
ありの鉛筆を買った。立体視出来るというメガネを買った。虎と柘榴のやつは立体視向きの絵だ。ダリが見たら喜びそうだ。
「ロックンロール」という絵はこの美術館が所有している。人間の体が「DALI」となっている。
ダリは原爆をイメージした絵も描いている。それを2011年の福島で見る。
素の東北というものを感じられる旅だった。行ける人は行って支援しましょう。