『敗北と死に至る道が生活』その2753
11月だというのに気温が高く、今週後半はやっと11月らしい気温に戻るという中、皆様いかがお過ごしだろうかどうかなど私の知ったことではない。子供の頃、豚の生姜焼きに混ざっている細い物体は豚の毛だと思っていた。それが生姜の繊維だと知ったのはつい最近のことだ。豚の毛だと思いながらも食べ続けたのは、私が道端にガムが落ちていたら食べられるかもしれないと思うような昭和の中盤の生まれだからだ。友達が買ったライダースナックのスナックの部分だけ貰って食べていた。友達はライダースナックのライダーの部分だけ集めていたのだ。ハイエナと呼ぶなら呼べばいいさ。ああ呼べばいいさ。
プロ野球カード付きのお菓子についていたプロ野球カードは何故かロッテの選手だけボカシが入っていて、さては相当エッチな行為に及んでいるのだな。と、大人の世界を垣間見ると同時に宇宙の果てについて考えていた。
宇宙の果てが壁ならば、その壁の向こうはどうなっているのだ。姉歯建築でもない限り向こうがあるはずだからそこは宇宙の果てではない。ならば宇宙の果てはどうなっているのだと鼻を垂らしながら考えているうちに相対性理論やらブラックホールに飲み込まれて私の思考回路は宇宙の歪みの向こう側まですこーんと飛んでしまった。で、すったもんだがあって現在に至る。だいぶ端折ったが私の人生なんてこんなものだ。あなたもそうだろう。