『敗北と死に至る道が生活』その2782
会社の忘年会だったが断って帰ってきた。よくみんな笑って参加など出来るもんだ。私は素直だから嫌いな人には顔に出てしまう。人付き合いが良い人ってのは嘘が上手な人のことを言うのだ。なーんてことを考えているヤツが素直なもんか。「素直であるとは戦わぬことなのか」。外注が社員と戦ったってしょうがない。歯車でいいと思っているのだが油をさしてくれる社員と砂を撒いてくる社員がいて、どちらかというと偉い人の方が砂を撒いてくる。そんなヤツに評価される若手社員はかわいそうだ。それでも地球は回っている。「くだらねぇ」とつぶやいて一人。蕎麦屋で日本酒をたしなんで帰宅。
AKBの誰かが「彼氏がAKBのファンだったらいやだ」と発言したそうだ。「彼氏が面ファスナーの財布を持っていたらやだ」と一緒だろう。違うか。
面ファスナーと言えば、サラリーマンは毎朝ネクタイを結ぶ。あの朝の忙しいときにネクタイを結ぶ。これが夜であればさほどイライラせずに結べるのだが、夜に結ぶ意味が分からない。うまく結べたと思ったら細い剣の方が長くて、太い剣の下から「こんにちわ」してたりする。その更に下からは息子が「こんにちわ」してたりする。最初からやりなおしだ。あー面倒くさい。という訳で私はそのままの状態で首の後ろの部分を切断し、血まみれになりながら面ファスナーをつけてしまった。切って切れ端を内側に織り込んで面ファスナーごとミシンで留めてしまう。傷口もついでにミシンで縫う。

これだと結び目は固定されているから猿でも出来る。100円ショップのよれよれのネクタイは触っているうちに壊れてくるが、こうしておくとあまり手を触れないので持ちがいい。どうでもいいものに1万円も払うのはばかばかしい。
ポール・スミスの10万円のスーツに100円のネクタイをしている男をあなたはどう思う。ポール・スミスに怒られると思うが会うことも無いだろう。
ネクタイ・リフォームついでに嫁のスカートとその端切れでシュシュを作った。100円ショップのゴムを使ったらヨレヨレだったのだが、嫁は逆にゆるくてはきやすいと言っていた。逆に?「かえってはきやすいわよ。ダーリン」が正解だと思うが。


こちとら蕎麦屋で日本酒をたしなんでんだ。ダーリンが正解であってたまるもんか。