『敗北と死に至る道が生活』その2818
リアル店舗と仮想店舗。本屋で読みたくなるようなポップがあって手にした本をアマゾンで買うようなことはしたくない。「手にした」イコール店側の努力なのだから、その本屋で買うべきだ。と私は思うがどうだろうか。アメリカでもリアル店舗は展示場になって、買うのはネットというスタイルが問題視されている。ネットや新聞で知った本をネットで買うのは罪悪感が無いから私もよくやる。これと似た違和感だが、ブックオフに売ったり買ったりというのがどうも気持ち悪いのだけれど、これは昔からある「古本屋」の仕組みであって、文豪達も利用していた優れた文化なのだが、「価値」を無視してマスの理論でチェーン展開して大量に扱うというところが違和感なのかもしれない。
「マスの理論」というのはグローバリズムにおいて先進国では崩壊しつつあるが、新興国ではこれを武器として攻めてくるので”軋轢”が世界を滅ぼすのではないかと考えながらレジに並んでいた。