『敗北と死に至る道が生活』その2949
今日頭の中で思ったけど言わなかったこと。
- 左側歩いてるオヤジ。そいつを自転車で抜こうとした。「なんで後ろ見ないでふわーっと右側に寄ってくんだよ!轢き殺したろかボケ!」と思ったけど言わなかった。関西弁の発音が出来ないからだ。
- 駐輪場の狭いエレベーターから降りるとき開けるボタンを押してくれている女性に「あんたが降りてくれたほうがよっぽどスムースに出られるんだよ!」と思ったけど言わなかった。むしろ少し会釈をした。
- 会社の昼休みの食事中ゲホゲホしている人がいたので「パンダの赤ちゃんはそれで死んだんだぞ!」と思ったけど言わなかった。
- 会社の他のグループでAKB48みたいなしゃべり方をするおばさんがいる。舌ったらずというか甘えたような声。それでいて顔がシワシワの白髪。「そんなしゃべり方で恥ずかしくない?恥ずかしくないからそうなんだろう。いくつだか知らないが、俺だってドリフ世代だから大きな声じゃ言えないけど、あんたコント55号世代ちゃうんか。いい年だと誰も注意してくれないぞ。録音してネットに上げたろか?あ、それだと若い女性だと思われるからさほど変じゃないか。顔年齢とのギャップが激しすぎるのだ。写真つきでアップしたろかボケ。あ、それだと私がつかまる。自分がそうならないよう気をつけないと。あんたの存在価値は反面教師だという以外に何もない。このくそばばぁ。」と思ったけど言わなかった。
今日は「おはようございます」から「お先に失礼します」の間、誰とも会話しなかった。おだやかな一日が終わった。