『敗北と死に至る道が生活』その3093
「モンスター」が映画化ってか。不細工な女性が整形して、バカにしていた連中に復讐をし、初恋を叶えるという小説。一度整形するとどんどんしたくなる心境や、不細工だと性格まで不細工になるとか、美人は平均値だとか、平均値は種族の強さを持っているから男は子孫を残したくなるとか、基本は左右対称だけど微妙に非対称にしたほうが魅力的だという描写が凄くてどんどん読み進められる。映画の女優は高岡早紀か。もうちょっと濃い顔を想像して読んでいた。不細工な頃はどうやって演じるのだろう。文庫の解説が中村うさぎってのもいい。木嶋かなえを引き合いに出して解説している。私は森三中は全然OKだし、むしろ一流モデルはあまり魅力的ではない。子孫を残すことに興味を失っていくとこうなる。だから安心したまえ。
誰に向かって何を言っているのだ。